漫画レビュー@絶園のテンペスト(城平京、左有秀、彩崎廉)

130218-0.jpg作品 : 絶園のテンペスト
作者 : 著者 城平京  構成 左 有秀 絵 彩崎 廉
既刊 : 1〜8巻
連載 : 月刊少年ガンガン

★★★★★★★☆☆☆
ファンタジーでもあり推理物でもあり、
魅力的な登場人物が更に加わって、
個人的にはかなり気に入ってる作品。


一度目にして気になっていたので漫画喫茶で読んでハマった作品。
何回でも読みたくなりそうと思って、その帰りに既刊8巻を全部購入しました(笑)

人を選びそうなストーリーですが、個人的には独特の空気感が好きです。
1巻を読んだだけでは、絶園のテンペストの良さは味わいにくいので、
3巻くらいまでは読んでみて下さい、どんどん面白くなってきます♪

ちなみに絵も上手です。自分好み。

130218-1.jpg130218-2.jpg


ストーリー

ある日、魔法使いの姫君が魔法が使えない無人島に閉じ込められた。
その一方、1人の少年が復讐のために魔法使いと契約した。
復讐と魔法が織り成す、前代未聞の戦いが始まる。  by wikipedia


微妙に主人公が分かりづらいストーリーですが、
1巻表紙の男の子2人がこの物語の主人公です。
左が不破真広で、右が滝川吉野という名前。

1302183-.jpg

物語の始まりは、不破真広が殺されが妹の復讐のために、
無人島に閉じ込められた魔法使いの姫君と契約を結び、
滝川吉野もそれに巻き込まれる形で協力する…という感じです。

最初は「ん〜?」という感じでした。

なーんか有りがちな始まりですし、
誰かの復讐のためっていうのは使い古されたような設定だし。
最終的には魔法でドンパチやるような展開になるのかな?とか、
そもそもどんな話になっていくのか全然検討つかないので、
すぐにのめり込むって感じにはなりにくいかなーと。

でも、ストーリーもどんどん面白くなっていくし、
登場人物も魅力的なので、気づけば8巻を一気に読んでました(笑)


ちなみにヒロイン?の魔法使いの姫君は、こんな方。

130218-4.jpg



全体の感想

散々ボクラノキセキの考察をしておいてなんですが、
基本的にはかなり素直な気持ちで読んでしまうタイプなので、
この絶園のテンペストの物語の展開にはイチイチ驚かされました。

ボクラノキセキみたいに途中から毎月連載で読んでいたら、
いろいろ予想しながら読めて更に面白かっただろうなーという印象です。


登場人物がかなーりシビアで達観した考えをする人が多いので、
現実味がある話かと言えばそうじゃない部分もあります。

ただ、絶園のテンペスト独自の空気感が出来上がっているから、
あまり気にならないし、むしろそこが良いかなーと!


読んでる段階では後付けにしか思えない展開がずーっと続きつつ、
最終的には最初から全て構成はできていたのか?と思わせる説得力があって、
個人的にはその一点だけでもかなり評価高いです。




推理物の要素が入っているので、あまり多くは書けませんが……。

ここ最近ではホリミヤ以来のアタリを引いた作品でした♪
何回か読み直してるので、そのうちこのレビューも追加するかもです。

この記事へのコメント
城平さんが好きで、絶対に原作、原案の漫画は買っています!
こちらはその中でも秀逸な漫画で全巻持っています。

少し前からブログは読んでいてすごく
好きな漫画が似てるなとは思っていたんですが…。

マニアックなものが好きなはずなのに
他にもかなり被っていてビックリしています…。
伏線回収がお見事すぎておお〜となりましたしネタバレなので書きませんが…。
なんというかもうそうくるかとなりました。
殺された妹が好きだったりします。

Posted by ルカ at 2015年12月01日 12:49
ルカさん


おぉ、こちらもコメントありがとうございます!

絶園のテンペストは、伏線回収がホントに凄いですよね。全部ストーリーは知ってるのに、定期的に読みたくなっちゃう作品で、私もかなり好きです。

私も、同じく妹が一番好きですねー。あとは、なんだかんだで周りに振り回される苦労人の左門さんも好きです(笑)
Posted by 四葉 at 2015年12月01日 15:27
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック