作者 : 著者 城平京 構成 左 有秀 絵 彩崎 廉
既刊 : 1〜8巻
連載 : 月刊少年ガンガン
★★★★★★★☆☆☆
ファンタジーでもあり推理物でもあり、
魅力的な登場人物が更に加わって、
個人的にはかなり気に入ってる作品。
一度目にして気になっていたので漫画喫茶で読んでハマった作品。
何回でも読みたくなりそうと思って、その帰りに既刊8巻を全部購入しました(笑)
人を選びそうなストーリーですが、個人的には独特の空気感が好きです。
1巻を読んだだけでは、絶園のテンペストの良さは味わいにくいので、
3巻くらいまでは読んでみて下さい、どんどん面白くなってきます♪
ちなみに絵も上手です。自分好み。
ストーリー
ある日、魔法使いの姫君が魔法が使えない無人島に閉じ込められた。
その一方、1人の少年が復讐のために魔法使いと契約した。
復讐と魔法が織り成す、前代未聞の戦いが始まる。 by wikipedia
微妙に主人公が分かりづらいストーリーですが、
1巻表紙の男の子2人がこの物語の主人公です。
左が不破真広で、右が滝川吉野という名前。
物語の始まりは、不破真広が殺されが妹の復讐のために、
無人島に閉じ込められた魔法使いの姫君と契約を結び、
滝川吉野もそれに巻き込まれる形で協力する…という感じです。
最初は「ん〜?」という感じでした。
なーんか有りがちな始まりですし、
誰かの復讐のためっていうのは使い古されたような設定だし。
最終的には魔法でドンパチやるような展開になるのかな?とか、
そもそもどんな話になっていくのか全然検討つかないので、
すぐにのめり込むって感じにはなりにくいかなーと。
でも、ストーリーもどんどん面白くなっていくし、
登場人物も魅力的なので、気づけば8巻を一気に読んでました(笑)
ちなみにヒロイン?の魔法使いの姫君は、こんな方。
全体の感想
散々ボクラノキセキの考察をしておいてなんですが、
基本的にはかなり素直な気持ちで読んでしまうタイプなので、
この絶園のテンペストの物語の展開にはイチイチ驚かされました。
ボクラノキセキみたいに途中から毎月連載で読んでいたら、
いろいろ予想しながら読めて更に面白かっただろうなーという印象です。
登場人物がかなーりシビアで達観した考えをする人が多いので、
現実味がある話かと言えばそうじゃない部分もあります。
ただ、絶園のテンペスト独自の空気感が出来上がっているから、
あまり気にならないし、むしろそこが良いかなーと!
読んでる段階では後付けにしか思えない展開がずーっと続きつつ、
最終的には最初から全て構成はできていたのか?と思わせる説得力があって、
個人的にはその一点だけでもかなり評価高いです。
推理物の要素が入っているので、あまり多くは書けませんが……。
ここ最近ではホリミヤ以来のアタリを引いた作品でした♪
何回か読み直してるので、そのうちこのレビューも追加するかもです。
こちらはその中でも秀逸な漫画で全巻持っています。
少し前からブログは読んでいてすごく
好きな漫画が似てるなとは思っていたんですが…。
マニアックなものが好きなはずなのに
他にもかなり被っていてビックリしています…。
伏線回収がお見事すぎておお〜となりましたしネタバレなので書きませんが…。
なんというかもうそうくるかとなりました。
殺された妹が好きだったりします。
おぉ、こちらもコメントありがとうございます!
絶園のテンペストは、伏線回収がホントに凄いですよね。全部ストーリーは知ってるのに、定期的に読みたくなっちゃう作品で、私もかなり好きです。
私も、同じく妹が一番好きですねー。あとは、なんだかんだで周りに振り回される苦労人の左門さんも好きです(笑)